グループに馴染めない :高校時代3
入学式の後、「お昼一緒に食べない?」と声をかけたのは私からだった。
相手にはすでにクラス内に友達がいて、私が加わることで4人グループとなった。
何とかグループに入れて一安心。
しかし、そう思ったのもつかの間だった。
全く話しが合わない。
彼女達の一番の関心事といえば「恋愛」だった。
来る日も来る日も、誰がカッコイイとか好きだとか、そんな話しばかり。
しかし、私は恋愛事に興味がない。
逆に私が面白いと思ったことを話しても、全くうけず白けムード。
ネタがすべりまくっている、お笑い芸人状態だ。
あまりに興味の対象が違いすぎる。
私には、彼女達が興味を引くような話題を提供することが全くできず、だから黙っているしかなかった。
ただそこにいて話を聞いているだけの私は、次第にグループの中で浮いた存在になっていった。
入学後しばらくして、クラス内に自分と話しが合いそうな子が他にいると分かったのだが、しかし今更グループを抜けるというのも難しい。
いったん出来上がってしまったグループは、簡単に出たり入ったりできるものではないのだ。
友達選びを間違えた。
自分からグループを抜けて他に移るべきか、止めたほうがよいのか悩んでいるうちに、グループ内の緊張度はさらに増していった。
そして夏休み明けのある日。
グループを抜けるよう言われた。
自分を知る者のいない、自宅から遠く離れた高校で、人生をやり直すはずだったのに…。
目の前が真っ暗だ。


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